- 世界各地を旅している
- 日本と海外に拠点を持つ
- 組織にとらわれずに仕事をしている
という異色の存在である2人の共著。
自分たちのような働き方、生き方がどのようなものか、どうしてそのような働き方になったのか、近い将来には同じ働き方の人がもっと増えるだろう、といったことについて書かれています。
日本の会社で働くという窮屈さで悩んでいる人は是非。
印象に残った部分を述べていきます。
ミニマムライフコストという考え方
これは、『自分(や家族)が不自由なく生活できる最低限のお金』と定義しています。
生きていくためにはお金が必要なのは確かだけれど、そのためには働かなければいけない。でも、『どれだけ稼げばいいのか』というところがあやふやだから、お金に対する不安が拭えず、収入がなくなった時のことを考えて臆病になり、自由に生きることができない。
まずは自分が本当に必要なお金を理解することが、お金の呪縛から解放される第一歩という考えに共感しました。
私の場合は23万円。それだけ稼げれば生きていくことはできます。
『楽勝』ではありませんが、『なんとか頑張ればどこでも稼げる額』といった印象。
会社を辞めてしまうと、もうお終いだ、、、という絶望を味わうほどの額ではなかったのでちょっと安心しました。
生活レベルを上げない
ミニマムライフコストの考えに連動しますが、生活レベルを上げないことが大事。
『清貧に生きる』だとか『我慢を重ねる』だとかいうつもりはなく、『過度な贅沢は必要とせず、自分の心身が健やかに生きることができればそれで十分』という考えと理解しました。
この考え方は自分に足りなかったもの。現在はモノにあふれている時代なので、それに惑わされがちでした。
取り入れていきます。
オリジナルな自分を武器にする
今は好きなことがお金になる時代。昔はタダのオタクとしてしか見られなかったニッチな知識や経験が、コアな人にウケる時代です。
それが可能になったのは発信力が格段に飛躍したから。SNSやブログなど、インターネットの普及によって誰もが得ることのできる力です。
誰でも自分の好きなことを全世界に発信できるので、自分の持っているスキルを知らせることができます。
それで食べていくことも、ずっと簡単になったのです。
『個性+発信力』の時代。その『個性』をいくつも掛け合わせていけば、誰にも真似できないオリジナルになれる。
まとめ:好きなことで生きていく、を具体的に書いた本
著者の経歴が凄まじく、あなた方だから出来るんだろう!誰でも出来るわけじゃない!と言いたくなる気持ちもちょっとはありましたが、その時点で自分を諦めている気がして、その考えはやめました。
- 好きなことを突き詰める
- 発信する
は、すぐにでも出来ることです。別に会社を辞めたくなくても、それをすること自体は何も問題はありません。何より楽しそう。
私は筋トレが大好きで、このブログを通して少しでも多くの人に素晴らしさと正しい知識を伝えたいと思ってます。これも上の2つに適ってますね。そしてこれらは自分にとって楽しいことでもあります。
ただ、1つだけに絞る必要はないので、もっと自分の好きなことを見つけて、突き詰めて、発信していきたいと思います。
今までの『働く』という認識が変わります。『旅するように生きる』というフレーズが少しでも気になった方は是非。