『自分はやるべきことを先延ばしにしがちだ、、、』と思ってる人はいませんか?
私もその一人。やらなきゃいけないことに限って、やる気が出ず。今やらなくてもいいことをやってしまいます。
『やるべきことをすぐやる』そんな当たり前のことを確実にできるようになるためのヒントがないかと思って、この本を読んでみました。
脳科学的知見から、すぐやるためにはどうすればいいかを書いた本で、新しい見方が自分の中に生まれました。
いわゆるハウツー系のではない
この手の本は、
- こうやれば自然とやる気が出る
- こういう状態に自分を置けばやることができる
- このようにして行動パターンを決める
のような、いわゆる『ハウツー』が書いてあることが多いです。
しかしこの本は、そういう切り口ではありません。
脳科学の視点から、脳が『やらない、できない状態になる』条件を考え、それに対する解決策を、『脳にメッセージを届ける』為にこう行動する、という形で示しています。
脳と体は切り離して、体を動かすことで脳に指令を出す、という一見変わった方法で改善を図っていたりもします。
このような本はあまり読んだことがなかったので、自分の中に新しい物の見方ができたのは収穫。
解決策は明示してない
今置かれている状態は人それぞれで、問題もそれぞれ異なる。解決策も異なるので、対策は明示していない。
そんなスタンスの本なので、明確な答えが欲しい!という人には不満が残るかもしれません。
脳の指令と体の反応
脳科学の視点から、脳がこう認識しているから体にこんな命令を出す。という事情を取り上げています。
すぐにやらない・やれないのは脳のこんな指令があるからだ、という例が多く取り上げられていて面白かったです。
まとめ
ハウツーが欲しい!と思っている方には正直おすすめできません。
しかし、脳と体の関係、『やれない』なにはこんな理由がある、というのを、単なる精神論で片付けるのではなく、もっと根本的に理解したいと思っている方にはオススメです。
気になる方は是非読んでみてください。きっと今までの認識が変わると思います。