『ダイエットはきつい』
『すぐに結果が欲しい』
『でもつらいのは嫌』
というのがダイエットに対する気持ちでしょうか。
ダイエットはたしかにキツイです。我慢の連続です。なので、できるだけ早く終わらせたい。
でも、早く終わらせようとすればするほど、自分にかかってくるストレスは大きくなります。
なので結局は、自分が向いていると思うダイエット期間を選び、それに応じて計画を立てることが望ましい、ということになります。
ではどのようにして、自分に向いているダイエット期間を定めればよいのでしょうか?
それには、それぞれのダイエット期間に対するメリット・デメリットを比較するのがベストです。
これから挙げていくメリット・デメリットをご覧になって、自分ならこのメリットを重視する、このデメリットは我慢できる、というものを選んでダイエットに臨むことで、その成功率は大きく上がることでしょう。
今回はそのダイエット期間を
- 短期間(2〜3ヶ月)
- 長期間(半年以上)
に分け、それぞれのメリット・デメリットを書いていこうと思います。
私はそれぞれ経験し、自分に合った期間を見つけることができました。
その経験を通じて、あなたのダイエット方法を決める一助になれば幸いです。
それではいってみましょう。
その前に:例
比較の対象として、目標を決めます。
目標は-5kg。これを2ヶ月(=短期間)と6ヶ月(=長期間)で落とす、という仮定のもと、それぞれを見ていきましょう。
短期間で痩せるケース
まずは短期間で痩せるケースです。短期決戦。これで痩せたら文句なし。
いってみましょう。
メリット
短期間で見た目が変わる
当たり前ですが体重が減少すると、その変化が見た目となって現れます。
そしてその変化は、短期間で痩せれば痩せるほどはっきりと自分で認識できます。
身体が変わってくると、やはり嬉しいもの。この喜びからダイエット自体が楽しくなり、さらに頑張ろうという原動力になります。
この原動力がものすごく大事。ダイエットで重要なのは継続であり、継続に効くのはやる気という原動力だからです。
周りから褒められる
先ほどにもあったように、短期間での体重減少は見た目の変化がわかりやすいです。そして意外と、自分よりも周りの人の方が気づいてくれます。
自分自身の姿は鏡を見るときくらいしか意識して見ていませんが、周りのひとは自分の姿をよく見るからなのでしょう。
ここで、痩せたことに気づいてもらえでもすればシメたもの。『痩せたね!』とか『すごいじゃん』と言われたらものすごく嬉しくなります。
先ほどと同じですが、モチベーションが一気に上がり、成功の確率も一気に上がるでしょう。
デメリット
食事制限によるストレス
短期間で痩せることによる1番の変化は食事です。2ヶ月で5kg落とすなら、1日あたり600kcalも少なくしなければいけません。
ご飯で言えば茶碗3杯分。ポテトチップスで言えば2袋分。コンビニ弁当で言えば一個分です。このくらいの食事量を減らさなければいけません。
もちろん栄養素としてはしっかりと摂取しなければいけませんので、間食だったり甘いもの、ジュースなどを減らしていくことになります。
これら嗜好品をやめ、節制した食事を続けなければなりません。これは結構なストレスになります。
そもそもダイエットしようという人は、理想の体型よりも食べる量が多いので脂肪がついています。なので食べることが好きな人も多いでしょう。私も大好きです。
それを節制しようというのだから、結構ストレスがかかります。短期間ならなおさらです。
筋力が落ちる
ダイエットに筋トレを取り入れている人は多いかと思います。筋トレは続けていくうちに筋肉がつき、筋力が上がり、今までできなかった重量ができるようになったりと成長しますが、減量中はどうしてもその筋力が落ちてしまいます。
ダイエットは摂取カロリー<消費カロリーなので、体は栄養不足状態です。筋トレに回すエネルギーが少なくなり、結果として筋力が落ちます。
これはなかなか辛いです。今まで鍛えてきた努力が失われていくような感覚になります。
筋トレで痩せるためには仕方なく、たとえ筋力が落ちたとしても、それまでの自分よりは明らかに強くなっているのですが、それでも受け入れるのに苦労します。
長期間で痩せるケース
次は長期間で痩せるケースです。長期間ダイエットとは、ここでは6ヶ月で5kg痩せることとしてます(繰り返し)。
メリット
食に関するストレスが少ない
長期間で痩せる場合はもちろん減量ペースがゆっくりになります。6ヶ月で5kg減なら、1日あたり200kcal抑える、あるいは消費すればいい。
200kcalであればご飯一杯分程度。ジョギングならゆっくり走って30分程度でしょうか。
これならあまり我慢している感覚はなく、また頑張っている感覚も薄いです。なので、ストレスなく続けることができます。
筋力を上げながらダイエットできる
長期間の場合もカロリー収支的にはマイナスになりますが、短期間ほどカロリー制限する必要はありません。従って、体の中にはある程度のエネルギーがある状態です。
短期間でのダイエットに比べて筋力の低下が少なく、筋力を維持したままダイエットすることも可能です。
筋力アップさせることだって可能です。個人的な話になりますが、私は長期間での減量中にも扱う重量が増えました。
減量しながら成長もできる可能性があるので、ストレスなくダイエットできます。
デメリット
ずっとダイエットしている気分になる
ダイエット期間が長期に渡りますので、ずっとダイエットしていることになります。
あまりきつくはないのでダイエットという認識がなくなればいいのですが、なくならない方にとっては『我慢している』と感じる時間が長いのです。
そうなってしまうと、せっかくストレスを感じにくい長期間ダイエットがストレスだらけに。これでは本末転倒ですね。
成果に気付きにくい
半年もの長期間でダイエット計画を組むと、なかなか自分の体型の変化に気付きにくくなります。
せっかくダイエットしてるのにあんまり変わった気がしない、、、というのは、努力に対する成果を感じにくくなっているということ。それじゃあ面白くないですよね。
そんな気持ちがだんだんとダイエットに対するやる気を奪っていき、いつのまにかやらなくなってしまいかねません。
まとめ
短期間でやるにしろ長期間にしろ、利点欠点は必ずあります。
結局は自分に合う方法を選ばなければいけません。
大事なのはしっかりと比較することです。これまで書いてきたメリット・デメリットを比べてみて、自分に合う方法をぜひ選んでみてください。