『筋トレについて調べていたら、フィッシュオイルが出てきたんだけど、どんな役割があるのだろう。』
『そもそも筋肉を成長させたいのにオイルが必要なの?』
『何を基準に選べばいいのだろう』
と言った疑問をお持ちの方にオススメの記事です。
本記事の内容は、
- フィッシュオイルとは?
- フィッシュオイルの筋トレへの効果
- フィッシュオイル商品の選び方
について説明します。
先日、某パーソナルトレーニングジムのトレーナーに話を聞く機会があったため、
『指導を受けに来る人に(プロテイン以外で)ひとつだけサプリを勧めるとしたら何?』
と聞いたところ、フィッシュオイルという回答が。
それ以来わたしは毎日欠かさずサプリを飲んでいます。
フィッシュオイルとは?
フィッシュオイルとは、その字のごとく「魚の油」です。
魚に含まれる油は健康に良いとされ、一時期はブームにもなりました。
『頭が良くなる』かどうかは分かりませんが、筋トレをしている人にとっては摂取すべき栄養です。
理由はフィッシュオイルに含まれているオメガ3脂肪酸と呼ばれるEPAとDHAが、筋トレにおいて良い効果を発揮すると言われているからです。
EPAはエイコサペンタエン酸という名称。対してDHAはドコサヘキサエン酸と呼ばれます。
詳しくは色々と定義があるのですが、どちらも体内で作り出すことのできない必須脂肪酸に名を連ねます。
なので、食物から効率的に摂ることが重要なんですね。
フィッシュオイルの筋トレへの効果
フィッシュオイルは体に様々な好影響があるとされていますが、筋肉を大きくすることに関していえば、以下の3項目が挙げられます。
筋肥大の増進
フィッシュオイルには筋肉の合成速度を高める働きがあります。筋肉の合成速度を高める、すなわち筋肥大に効果があるとされているのです。
また、インスリン感受性も高める働きがあるとされ、インスリンは筋肉の回復や発達促進に働くBCAAを筋肉に運ぶ働きがあるので、筋肥大に効果があるとされます。
筋肉分解の抑制
また、筋肉の分解を抑制する働きがあるとされています。
筋トレ後や空腹時は、筋肉が分解されやすい状態(カタボリック)になってしまい、筋肉量が減少してしまいますが、それを抑えてくれる働きがあるのです。
疲労の軽減
またフィッシュオイルには抗酸化作用があり、炎症などを抑えてくれます。
炎症は疲労の元。
炎症を抑えることによって疲労の軽減、回復が期待できるのです。
このように、筋トレにおいて効果が認められるフィッシュオイル。
最大効率を求めるトレーニーなら摂っておきたいところです。
フィッシュオイルは不足している
日本人は魚中心の食生活でしたが、現代は欧米化が進み、魚を食べる機会は減っています。自分の食事を振り返っても、魚を食べるっていうのはあんまりありません。
冒頭のトレーナーも、食生活を調べて一番足りないものを補うという趣旨で、フィッシュイルを勧めているそうです。
フィッシュオイル商品の選び方
じゃあどうやってフィッシュオイルを選べばいいの?というと、これは明確な答えがあります。
それは、EPA+DHAの含有量で選ぶことです。
フィッシュオイルはあくまで魚油。本当に欲しいのはその中のEPA+DHAです。
EPA+DHAの合計と値段を見て選びましょう。
含有量とコスパで選ぶ例
コスパをできるだけ良くするためには、以下の計算を行います。
コスパ=商品あたりEPA+DHA量(mg)÷ 価格
これで1円あたり何グラムのフィッシュオイルが入っているか分かりますので、数字の大きい方がコスパの良いものとなります。
アマゾン調べですが、こちらの表をご覧ください。
商品名 | コスパ | EPA+DHA量 | 価格 | 備考 |
mg/円 | mg | 円 | ||
シードコム | 16.68 | 111 | 998 | |
大塚製薬 | 21.35 | 270 | 1135 | |
ナウフーズ | 71.8 | 750 | 1880 | 海外直送なので1週間くらいかかる |
カークランド | 35.49 | 700 | 350 | |
バルクスポーツ | 14.26 | 225 | 2839 | |
マドレラブ | 26.24 | 300 | 1143 |
という事で、コスパ重視ならナウフーズ、すぐに欲しいならカークランドですね。
ナウフーズはベストセラーにもなってますので、1週間待つのが苦じゃない方には断然こちらがおススメ。
すぐに欲しいなら、こちらのカークランドがいいですね。
まとめ:フィッシュオイルをとって筋トレ効果を最大限に
筋肉を大きくするならとにかくタンパク質を多くとればいい!と思っている方が多いと思います。
それは半分正解で、半分間違い。
体が筋肉を作るメカニズムには、タンパク質以外の要素が多く関わっています。
それらを理解し、体を「筋肉を増やすのに効率的な状態」に維持し、筋トレの効果を最大限に発揮しましょう。