筋トレをしようかどうか迷っている方、し始めたばかりの方からの質問で多いのが
『やっぱりプロテインって飲んだ方がいいの?』
というもの。
たしかに筋トレしている人を見ると、プロテインを飲んでいることが多かったりしますよね。
でもプロテインでつけた筋肉は落ちやすいとか聞くし、そもそもプロテインって何なのかよくわからない。
この記事では、
そもそもプロテインって何なのか?
プロテインの役割は?
飲む必要が本当にあるのか?
について詳しくまとめます。
プロテインとはただのタンパク質
プロテインは筋肉がつく魔法の(アヤしい)粉のようなイメージを持っている人が意外と多いです。『プロテイン飲んでるの?体に悪いんじゃない』と言われたこともあります。
ですが、プロテインとはただのタンパク質です。タンパク質とは炭水化物、脂質とともに、三大栄養素と言われているもので、体に必須のものです。肉や魚、大豆などに多く含まれます。
そのタンパク質を豊富に含み、他の成分を極力少なくして効率的に、簡単に摂取出来るようにしたのがプロテインです。水によく溶け、ジュースのように手軽にタンパク質がとれる便利なものです。
なので、プロテインを飲むのはタンパク質を摂取するため、ということになります。
どういう場合にとった方がいいのか
ではそのプロテインは、どのような場合にとった方がいいのでしょうか?
そもそもプロテインはただのタンパク質なので、普通の食事からでもとれます。白米でも100gあたりタンパク質3gくらいは含まれてますし、鶏むね肉なら100gでタンパク質20gも入ってます。
なのでわざわざプロテインを飲まなくても、普段の食事からもとれるわけです。
ではなぜ、筋トレをしている人はプロテインを飲む人が多いのでしょうか?
それは、1日に必要なタンパク質摂取量を食事だけでまかなうのが難しいからです。
トレーニングしている人はタンパク質も多く必要
タンパク質は筋肉の素材となります。筋肉を大きくしたい人は、タンパク質をそれだけ多くとる必要があります。いくら筋トレを頑張っても、素材となるタンパク質が少なければ望むような結果は得られません。
したがって、筋トレをする人はそれだけ多くのタンパク質をとらなければいけないのです。
タンパク質摂取目標はどのくらい?
タンパク質摂取目標は、説はいろいろありますが、おおむね体重×1.5〜2gを1日でとるのが望ましいとされています。
例えば体重70kgの人なら、105〜140gのタンパク質が必要です。これを毎日の食事からとる必要があります。
実際に自分の普段の食事を調べて見るとわかりますが、意外とタンパク質摂取量は少ないです。そのためタンパク質を多く含む食材を多く食べることになりますが、あまり食べ過ぎてしまうとカロリーを摂取し過ぎて太ってしまいます。
そうならないために、低カロリーで高タンパクな食材を選んで食べるようにします。例えば鶏ムネ肉などは代表的な低カロリー高タンパク食品です。
基本的には普段の食事内容を見直して、炭水化物メイン・脂質多めの食事から、タンパク質中心で体脂肪の食事へと切り替えていきます。
それでもタンパク質が足りなかったり、カロリーオーバーしてしまいそうな時に、プロテインが大いに役立ってくれます。
補う形でプロテインを有効活用
プロテインはタンパク質をとることに特化した食品です。おおむね鶏ムネ肉や鳥ササミと同じ栄養バランスとなっています。まさに低カロリー高タンパク。
しかも水で溶かして飲むことで簡単に補給することもでき、持ち運びも便利で、保存も効きます。
これだけ簡単なので、普段の食事でとれなかったタンパク質を補給するといった使い方が可能です。
普段の食事からできる限りタンパク質摂取を心がけ、足りない分をプロテインで補う。こういった使い方をすることで幅が広がることが、プロテインの利点だと思います。
結論:食事のみで足りない人はプロテインを有効活用しよう
普段の食事から十分にタンパク質をとれている方にはプロテインは不要です。また、筋トレをせずにダイエットしている人にも不要でしょう。むしろプロテインのカロリー分を余計にとってしまいますので、逆に太ってしまうかもしれません。
一方、筋トレをちゃんとしている人であれば、食事のみで十分なタンパク質をとるのはなかなかに難しいでしょう。そんな時に、手軽にタンパク質を補給できるプロテインを利用するのはとてもいい選択といえるでしょう。